農地が売却しづらいのはなぜ？売却方法やかかる費用について解説

農業の営業を辞める場合や農業を継ぐつもりのない子どもが農地を相続した場合では、農地の売却を検討するケースがあるでしょう。
農地は一般の土地よりも売却しづらいといわれているため、事前に対策を知っておくことは大切です。
そこで今回は、農地が売却しづらいのはなぜか、売却方法やかかる費用について解説します。

農地が売却しづらいのはなぜ？

農地が売却しづらいのは、農業保護のために農地法による厳しい制限が課せられているからです。
日本の食料自給率は低いため、農地の確保は優先事項が高く定められています。
原則的には、農地は専業農家だけに売却が可能となっています。
非農家へ売却する場合は、地域を管轄する農業委員会または都道府県知事の認可が必要です。

▼この記事も読まれています
水路に接した土地の売却はなぜ難しい？売却するときの注意点

農地の売却方法

農地を専業農家に売却する方法は、以下のとおりです。

• 買主と売買契約を締結する
• 農業委員会に売買許可申請を提出する
• 所有権移転請求権の仮登記申請をする
• 許可後に本登記と代金精算をおこなう

▼この記事も読まれています
中古マンションの売却が大変な理由とは？手間を省く方法もあわせて解説！

農地を売却する場合の費用

農地の売却で不動産会社に仲介してもらう場合は、仲介手数料が必要です。
国土交通省の令和元年8月30日の改正により、400万円未満の不動産の売買では「18万円＋消費税＝198,000円」が仲介手数料の上限となっています。
また、農地を売却する場合は、住民税や所得税、登録免許税などの税金もかかります。
税金は条件により控除が活用できるケースもあるため、事前に調べておくと良いでしょう。
土地の登記変更は自分でおこなうことも可能ですが、条件によっては手続きが複雑になるため、司法書士への依頼が必要です。
司法書士に依頼する場合は、報酬も売却のための予算に含める必要があります。

▼この記事も読まれています
マンション1階の物件は売却が難しい？その理由や上手に売るためのコツとは

まとめ

農地が売却しづらいのは、農地法により厳しい規制がかけられているからです。
農地を転用して売却する場合は、立地基準と一般基準の2つの基準審査を経て認可を受ける必要があります。
農地を売却する場合は、仲介手数料や税金、司法書士への報酬などの費用がかかります。
仙台の不動産売却のことなら創業50年以上の実績のある今野不動産株式会社にお任せください。
24時間、不動産査定依頼を受け付けております。