2023-07-25
任意売却とは住宅ローンの返済が困難になったため、金融機関の許可を得て住まいを売却する方法です。
売却し、そのお金でローンの残債を支払う方がほとんどですが、売却金額では完済できないケースもあります。
この記事では任意売却で残債が残り、払えない方がどうなるのか、対処法についてご紹介します。
\お気軽にご相談ください!/
大前提として、任意売却をしたからといって、ローンが消えるわけではありません。
売却益よりもローンの残債が多い場合は、引き続きローンの支払いが必要です。
ローンがなくならず、新居の家賃なども発生するとなると支払いが厳しい方もいるでしょう。
そこで毎月の返済額などの相談が必要になります。
任意売却後の残債の支払い先は金融機関もしくは債権回収会社のどちらかです。
残債を一括返済するよう求められるわけではありませんので、毎月いくらなら支払えるのか相談しましょう。
毎月の負担を減らすために支払額を低く設定される方もいますが、おすすめしません。
理由としては利子がその分増えてしまうためです。
ちなみにローンの残債には時効が存在します。
期間としては5年から10年で、時効が成立すると残債の支払い義務は消滅します。
しかし、そう簡単に時効が成立するケースはほとんどなく、現実的ではないでしょう。
そのため、残債がある場合は債権者と話し合い、きちんと返済する方向で話を進めるのが一番です。
▼この記事も読まれています
任意売却できないケースとはどんなとき?任意売却できないとどうなるかも解説
\お気軽にご相談ください!/
どうしても支払えない場合の対処法は三つあります。
1つ目は個人再生で、債務額を引き下げ、最大5年で返済する制度です。
ただし、制度利用時には連帯保証人に請求がいったり、自己所有の車などの資産が取り上げられる可能性もあります。
また、安定した収入を得ている方が対象ですので、ハードルの高い制度です。
2つ目に、個人再生で難しい場合は自己破産があります。
裁判所に申し出ることで残債の支払いがなくなりますが、同時に信用もすべてなくなります。
5〜10年の間はローンの利用やクレジットカードの作成ができない点が懸念点でしょう。
3つ目の対処法としてリースバックがあります。
リースバックとは住まいを売却し、その後賃貸物件として家賃を支払いながら同じ住まいに住み続ける方法です。
賃貸として生活するので家賃と残債の二つの支払いが発生します。
しかし、自己所有ではないので固定資産税などの支払いはありません。
二つの支払いが可能であればリースバックを選択しましょう。
▼この記事も読まれています
不動産を売却するときの流れとは?売買契約の種類についても解説!
任意売却してもローンの残債が払えない場合はどうなるのか、また払えない場合の対処法もあわせてご紹介しました。
結論として支払い続ける必要がありますが、支払いが厳しい場合は、毎月の返済額などを相談し、可能な範囲で返済を続けていきましょう。
どうしても支払いができない場合は、個人再生や自己破産などの選択肢がありますが、リスクがありますので慎重に判断しましょう。
仙台の不動産売却のことなら創業50年以上の実績のある今野不動産株式会社にお任せください。
24時間、不動産査定依頼を受け付けております。