不動産売却の際に実施したいインスペクションとは?費用などもご紹介!

2022-02-15

不動産売却の際に実施したいインスペクションとは?費用などもご紹介!

この記事のハイライト
●インスペクションとは、専門家がおこなう住宅の調査のことである
●安心して売却できるなどのメリットを得られるので、不動産売却前にはインスペクションの実施がおすすめである
●インスペクションの実施には費用がかかるため、実施前にしっかりと確認しておくと良い

不動産を売却するときには、「なるべく早く売却したい」とお考えになる方が多いのではないでしょうか。
その際に役立つ方法の一つに、「インスペクション」があります。
そこで今回は、仙台市で不動産の売却をお考えの方に向けて、インスペクションとはなにかについてご説明します。
実施する目的や費用についても触れますので、ぜひご参考になさってください。

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不動産を売却する際に役立つ「インスペクション」とは

不動産を売却する際に役立つ「インスペクション」とは

インスペクションとは、専門家によっておこなわれる住宅の調査のことです。
既存住宅が対象なので、事務所や店舗などはインスペクションの対象にはなりません。
なお、既存住宅とは「建築から2年以上経っている」もしくは「人が住んだことがある」住宅のことをいいます。
つまり、インスペクションの対象となるのは、中古住宅なのです。

インスペクションで調査される部位とは

インスペクションでは、主に以下の部位を調査します。

  • 主要な構造部分(基礎・土台・柱・壁など)
  • 雨水の浸入を防止する部分(外壁・開口部・屋根など)

これらの部位を調べると、雨漏りやシロアリ被害の有無、床下の腐食や住宅の傾きなどがわかります。
そして、不動産を売却する際に、住宅の客観的な品質として提示できるのです。
インスペクションは、主に目視と計測でおこなわれます。
たとえば、屋根や床下は目視で確認し、床や壁は目視と計測でゆがみや傾きをチェックします。

インスペクションを実施するタイミングとは

では、不動産売却のためにインスペクションを実施する際は、どのタイミングでおこなえば良いのでしょうか。
不動産売却の流れに組み込むと、以下のようになります。

  • 不動産の査定を受ける
  • 不動産会社と媒介契約を結ぶ
  • インスペクションを実施する
  • 売却活動を始める
  • 買主が決まったら条件交渉し、売買契約を結ぶ
  • 決済のあとに不動産を引き渡す

インスペクションをおこなう既存住宅状況調査技術者は、不動産会社に紹介してもらえます。
そしてインスペクションを実施した結果、不具合が見つかった場合は、「修理してから売却する」「売り出し価格を下げる」などの対応が必要です。
そのため、インスペクションは「媒介契約を締結後、売却活動を始める前」のタイミングでの実施がおすすめです。
なお、インスペクションは義務ではないので、実施しなくても問題はありません。
ただ、実施するとメリットがあるので、インスペクションをおこなう目的を知ったうえで、どうするか判断すると良いでしょう。

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不動産売却の際にインスペクションを実施する目的とは

不動産売却の際にインスペクションを実施する目的とは

多くの場合、インスペクションは以下の目的のために実施されます。

  • 契約不適合責任を回避するため
  • なるべく早く売却するため
  • 不動産の価値を高めるため

それぞれの目的について、ご説明します。

インスペクションを実施する目的①契約不適合責任を回避するため

契約不適合責任とは、売却した不動産が契約の内容と適合しない場合、売主が負う責任のことです。
たとえば、売却後に契約書へ記載していないシロアリ被害が見つかったとしましょう。
すると、たとえ売主が気付いていなかった場合でも、修繕などの対応をしなくてはならないのです。
ただ住宅には、床下や屋根裏など、自分で状態を確認することが難しい部位があるでしょう。
インスペクションは、そういった部位の状態確認に有効です。
専門家に診断してもらうと、住宅の現状をしっかりと把握でき、不具合を買主にきちんと伝えられます。
契約書に記載があり、買主に同意をもらえていれば、不具合があっても契約不適合責任を問われる心配はありません。
このように、インスペクションの実施は、契約不適合責任の回避につながります。
ですから、安心して不動産を売却するためには、実施がおすすめだといえるでしょう。

インスペクションを実施する目的②なるべく早く売却するため

インスペクションを実施すると、売主だけではなく、買主も安心して購入できます。
つまり、買主が早く見つかる可能性が高まります。
そのため、スムーズな売却を目的として実施されることも多いのです。
不動産は、売り出してから時間が経つと、ますます売れなくなる傾向にあります。
その理由は、「なにか良くない理由があるから、売れ残っているのではないか」という印象が強くなってしまうからです。
売り出してから半年以上経つと、価格を下げざるを得ない状況になるかもしれません。
そのような事態を避けるためには、不動産を売り出す前にインスペクションを実施することが有効です。
「なるべく早く売りたい」とお考えの方は、ぜひ検討してみましょう。

インスペクションを実施する目的③不動産の価値を高めるため

インスペクションを実施すると、不動産の状態がきちんとわかります。
その結果が、築年数から考えられる状態よりも良好であった場合は、不動産の価値を高めることができます。
すると、希望価格で不動産を売却できる可能性が高まるでしょう。
もし不具合が見つかった場合でも、適切に修繕すれば、当初の希望価格で売り出すことが可能です。
不動産の売却では、できるだけ高く売ることを目指す方が多いでしょう。
その希望を叶えるために、インスペクションの実施は有効な手段なのです。

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不動産売却の際にインスペクションを実施するとかかる費用とは

不動産売却の際にインスペクションを実施するとかかる費用とは

インスペクションを実施すると、不動産の売却に有利に働きます。
ただし、実施には費用がかかるので、相場を知っておくと良いでしょう。
インスペクションの実施にかかる費用は、「基本料金」「オプション料金」「報告書作成料金」の3種類です。
まず、基本料金の相場は5万円前後で、基本的な調査が含まれています。
そして、基本料金に含まれない調査を希望する場合は、オプション料金がかかります。
たとえば、床下や屋根裏の進入調査、給排水管路検査などはオプション調査の対象となり、1万5,000円~3万5,000円程度かかる場合もあるようです。
また、報告書の作成料金は、基本料金に含まれていないことがあるので注意しましょう。
別途費用がかかる場合は、5,000円~1万5,000円が相場です。
詳細な内容の報告書を希望すると、費用が高くなる可能性があります。
ですから、サンプルなどを見せてもらいながら、不動産の売却に必要な内容を検討しましょう。
なお、検査自体にかかる時間は1~3時間ほどですが、依頼してから報告書をもらうまでには2週間ほどかかります。
インスペクションの依頼から完了までは以下のような流れで進むので、覚えておくと良いでしょう。

  • 見積もりをもらい、検査の内容や費用などを確認する
  • 申し込みをして、検査日などを決める
  • 間取り図などの必要書類を準備する
  • 検査を実施する
  • 報告書を受け取り、費用を支払う

一般的には、依頼から検査までに1週間、検査が終わってから報告書を受け取るまでに1週間ほどかかります。
不動産を売却する際にインスペクションを実施したい場合は、かかる時間を踏まえてスケジュールを立てるようにしましょう。

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まとめ

不動産を売却する際は、インスペクションの実施がおすすめです。
安心して売却できることに加えて、スムーズかつ希望価格での売却を実現できる可能性もあるからです。
実施には費用がかかるので、事前に見積もりでしっかりと確認しておきましょう。
今野不動産は、宮城県仙台市を中心としたエリアで、不動産の売却をサポートしております。
不動産の売却に関するご相談を随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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